マリー ギャラリーは、正式オープンの第八弾として、亀谷光路の個展を開催いたします。
亀谷光路は、「美」と「コミュニケーション」をそれぞれ作品制作のコンセプトとした
現代の美人画を描いている。
作品制作のコンセプトである「美」は、幼い頃に寺で仏画の飛天を見たことがきっかけである。
この時、人のもつ美について興味をもつようになった。作品を制作するようになり、
人知を超える美について追究することに励んできた。作品のモチーフとして主に女性を描いている。
制作前は、モデルを使いデッサンをする。
そのモデルの女性美を改めて認識させる表情を捉え、その部分を描いて抜き取る。
少し違う角度のそれらを組み合わせ、首や目、腕を強調する構図をとりながら、
全体として完全に美しい亀谷の天女を形作る。
天女も女性も白く、透き通るような肌は美しさに必須な要素である。
それらを表すため、亀谷は独特の技法をとる。
パネルに貼った和紙の上へ顔料で描き、周囲に木枠を貼ることで段差をつける。
画面から少し高さのある木枠にシルクの布を張り、
さらに描き足していく。そうすることで、画面の印象はふわりと優しいものとなり、
透明感のある肌を与える。
初期から続く制作コンセプトのもう一つは、
人と人の様々なコミュニケーションである。人生の大きな節目の時だけでなく、
自と他の出会いと別れや、自分自身の迷いと決断など、
生きていくうえで避けては通れない場面を経験する。
亀谷は日常のなかで意識されない、非日常的な一瞬のコミュニケーションを捉える。
本個展は『華やかな旅立ち』をテーマとし、全新作にて構成する。
より詳細な情報は
亀谷光路の公式ホームページにてご確認ください。
または、弊社までメールにてお問い合わせください。
info@mariegallery.com
皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。