マリー ギャラリーは、高田 吉朗(たかだ よしろう)の個展を開催いたします。
高田吉朗は、身近にある自然の素材を使い、原始的な方法で
日本人にとっての彫刻を作る。
高田の作品では、金属や石ではなく、木や土という誰でも簡単に触ることができる素材を
主に使用している。これらは、けして日本だけにあるわけではない。
彼は、さまざまな国や地域における土や木の使い方の違いに興味をもち、
日本人の自分ならばどういうものを作り出すのか追究している。
高田は呼吸をするような作品を作りたいと言う。
日本文化の一つの特徴は、自然とともにあることではないだろうか。
そのものが威厳を放つ存在というより、周りや暮らしに溶け込むように存在する。
彼の作品は、素材を組み合わせることで、継ぎ目や隙間ができる。
そこに空気の存在や風のながれも感じることができる。
本展覧会では、新作を主に、2008年以降の作品も展示する。
新作では土と共に骨を焼いている。彼は、生命の根源である土がどのようなものかを知るため、
土を火に通す。それに対し、何度火に通しても残るものは何かと考え、辿り着いたものは骨であった。
高田にとって生と死は対極のものではなく、両方があってこそ成り立つ。
より詳細な情報は
高田吉朗の公式ホームページにてご確認ください。
または、弊社までメールにてお問い合わせください。
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皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。